福島県の「タイヤランド白河」 出会いはクレームから 最高の製品づくりの裏舞台

  • 取材日 2022年8月4日
  • 店舗名 タイヤランド白河
  • 住所 福島県白河市北真舟74−1
  • TEL 0248-24-0002

みなさんこんにちは。今回は福島県の白河に位置するダンロップの正規代理店である「タイヤランド白河」さんに伺ってきました。福島県の内陸、新白河駅から車で5分、東北新幹線も建屋から見えるのですが「タイヤランド白河」は国道に面しており、多くの自動車やトラックが行き交う場所です。繁忙期になると夜中までタイヤの交換が続き、日本全国を走り回るトラックを支えていると言えるでしょう。タイヤの専門店であるタイヤランド各店では旭産業のエアゲージなどを数多く取り扱っていただいており、とても縁の深いお店であるということで取材させていただきました。

タイヤランド白河さんとの出会いは製品の問題から

旭産業とタイヤランド白河さんとの出会いは製品に関する問題、クレームがスタートでした。その問題というのは弊社製品である手放しチャックの空気量が少なく、業務に差し支えるという連絡を頂いたことが最初の出会いでした。

整備士などタイヤのプロであれば全員が知っていると思いますが、エアゲージの先端にはエアーチャックという部品が付いています。旭産業ではかなりのラインナップのエアーチャックを提供していますが、その中でも多くの皆様から便利だと、利用者が増えて来ている「手放しタイプのソケットチャック」という製品があります。

一度タイヤに取り付ければ手放しでエアーの注入(充てん)ができるというチャックです。

タイヤランド白河

タイヤランド白河さんが弊社の「手放しタイプのソケットチャック」をご購入、ご利用していただいた際に「空気量が他社製品の半分しかないじゃないか。これでは使えないので購入したが廃棄する。」という連絡を頂きました。

そこでどのように利用されているのか、どのくらいの速度でエアーの注入を行っているのか、具体的なお話を伺いました。

タイヤランド白河

現在ではクレームから始まったタイヤランド白河さんとのお付き合いが懐かしく、そしていい経験になったと感じています。

そんなタイヤランド白河の上石社長にお店の紹介をしていただきました。様々なことを伺ったのですがタイヤに関する考察、哲学が非常に深く勉強させられることばかりでした。この記事でも伝えられる限りの内容を伝えたいと思います。

「タイヤランド白河」をご紹介します

タイヤランド白河

タイヤランド白河さんを訪れて一番最初に思ったのが、こんなに整頓されているタイヤショップは初めて見たということでした。ここまで整頓されていると もはやサーキット場ではないかと思うくらいで、作業の効率も質も高いだろうと感じます。タイヤランド白河さんが近所にあれば必ず訪れたい、そう思いました。

タイヤランド白河さんでは手放しソケットチャックのみならず、タイヤゲージも使っていただいておりました。

タイヤランド白河

長年使っていただいている整備工場では旧型を見つけることができ、とても嬉しい気持ちになります。

近年のタイヤショップでは空気の注入を自動でできる機械(自動充てん機)が導入されているところも多く、タイヤランド白河さんも同様ですが、その先端には弊社のチャックを取り付けていただいています。

タイヤランド白河

自動充てん機に手放しで効率よく空気注入が可能な、旭産業の「手放しチャック」を付属していただけないかという話も現場でしていたのはここだけの話です。現場でもとても便利だと評判です。

空気圧というのはなかなか理解が難しいという話を頂いてきました。というのは空気圧というのは様々な迷信や伝説があり本当の正しさとは何なのかという話を沢山聞きます。タイヤそのものの性能も上がっていることもあったり、そもそもタイヤというのは用途や状況に合わせて空気圧を変化させたりもするので何が正しいという正解を示すのが難しいということだ。

車両はタイヤというよりその空気圧で支えているため、重い荷物を積む時などは空気圧を少し高くすることが求められたりと、用途・状況によって空気圧を調整することも重要です。このタイヤには○○kPaが必ず正しいという絶対的なものが存在しないということも忘れてはいけないだろう。

タイヤゲージからつながったタイヤランド白河さんとの縁ですが、旭産業では製品を購入いただいた皆様からの声を最大限に活かすよう努力しています。ご意見やコラボレーションの依頼など有りましたらご連絡ください。